骨盤の歪みは、骨盤部分にのみ原因があるとは限りません。

身体は全部が繋がっているので人によって原因は様々ですが大きく3つ◆に分けると以下の通りです。

  

◆脚の歪み（歩き方の癖や足裏バランスの歪み、O脚・X脚など）

私たちは毎日2足歩行をしています。本来真っ直ぐ、重心が真ん中にあることが美しい姿勢の基本ですが、立っているときに体重が脚の小指側（外体重）にかかっている人や、O脚・X脚などの人は足首や膝関節、股関節が歪み、その歪んだ状態で歩いたり生活をすることで、骨盤も連動してどんどん歪んできてしまいます。

 

◆肩の歪み（慢性的な肩コリや猫背による肩甲骨や肩の歪み）

第2の骨盤といわれるほど、骨盤に大きく影響しているのが肩甲骨。肩こりや猫背などで肩甲骨が外に開いてしまうと、連動して骨盤も開いてしまいます。また肩の左右の高さが違うという人も、それに伴い骨盤も左右にズレが生じています。また、猫背は腹部の筋肉を弱めてしまうため、内臓が正しい位置より下がってしまうことで骨盤の内側に溜まり骨盤が開いてしまうということもあります。

 

◆妊娠～出産によって骨盤がずれてしまったり開いたままになっている

妊娠～出産は、通常では考えられないほどに骨盤を大きく動かします。

大きく開いた骨盤が、出産後、正しい位置に戻らず開いたままになってしまう人も少なくありません。

出産してからむくみやすかったり太りやすくなったという方は骨盤が正常な位置に戻っていない事がほとんどの原因です。

産後ケアは必須です。そのほか、運動不足による筋力の低下や老化なども原因としてあげられます。

 

 

＜骨盤が歪むと太る？＞

骨盤が歪むと太り易くなる傾向があります。

その原因は、骨盤が歪む事で骨盤周りの血管やリンパ管が圧迫され血流やリンパの流れが悪くなるからです。

骨盤は、上半身と下半身を繋ぐ中間点であるため、上半身と下半身の血流の行き来がスムーズにいかなくなり、下半身の水分循環が悪くなりむくみが生じたり、代謝が落ちて脂肪がつきやすくなったり、冷え症を引き起こし、特に下半身が太くなってしまうのです。